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探究科学科についての基本的な考え
これからの時代に求められる思考力や探究力、表現力などの育成を目標とし、 自然科学と人文・社会科学の両分野において、専門的な研究活動や発展的な教科の 学習などに取り組ませることにより、世界、日本、地域等のいずれの活動領域におい てもリーダーとして活躍できる、総合的な人間力を備えた人材の育成を目指す。
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育てたい生徒像
- 健全な心身、優れた知性、豊かな情操をバランスよく兼備し、民主的で、自主的創造性に満ちた生徒。
- 変化の激しい困難な時代に求められる旺盛な探究力、高度な調査能力、総合的な思考力、的確な表現力、危機管 理能力、対人関係能力等を備えた生徒。
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教育内容等
ア.カリキュラムの特徴等
- 単位時間55分、週時数31時間を基本とする。
- 現状の理数科を発展させた形で、文系志望者にも対応したカリキュラム編成をし、文系、理系ともに課題研究(探究活動)やゼミ形式の授業、体験的な学習、高大連携プログラム等を実施する。
- 「基幹探究」「探究技術」「発展探究」「数学研究」「英語研究」等の学校設定科目を取り入れる。
イ.探究活動
【基幹探究(1年次)】
- 前半は探究活動を進めていくための各教科の基礎・基本や探究の基本姿勢を学習する。
- 後半は国語、数学、英語、理科、地歴・公民に関するテーマを1つ選んで研究し、1年の終わりに簡単な研究発表をする。(ゼミ形式のグループ研究)
【探究技術(1、2年次)】
- 講演や大学見学を通して、調査研究の進め方や実験の手法、課題設定の力を養う。
- 情報倫理について理解を深める。
- 探究活動を効果的に進めるために情報検索、データ分析、シミュレーションの実習を行う。
- 探究の成果を的確に表現するためにプレゼンテーション能力の向上を図る。
【発展探究(2年次)】
- ゼミ形式による専門分野の探究活動を行う。
- 1年次の春休みに研究テーマを自由に模索し、担当者のアドバイスを受けてテーマを設定し発表を行い、各自論文にまとめる。
【教科研究(各教科・3年次)】
- 探究活動で身につけた学びの精神をもって、各専門教科についてさらに高度な学習を進める。
- 生徒の興味・関心に応じて、大学と連携しさらに深く研究したり、科学オリンピック等に参加するなど、多様な活動を推奨する。